日本人にとって、海外旅行や海外移住での「食」は大きな悩みです。フィンランドに来て以来、慣れ親しんだ日本の味覚が、いかに心と体に深く刻み込まれているかを実感してきました。
ヘルシンキにもアジア料理屋さんは数多くあります。
ただ実際に行ってみてもコスパが悪い、おいしくない、雰囲気や味が本物ではない、、、などの問題に直面することが多々あります。物価を考えると、ただでさえ外食のハードルが高いヘルシンキ。せっかくなら、胃袋にもお財布にも優しいお店に行きたいものです。
そこで、このブログではヘルシンキの”コスパ良”、”本物の味”、”誰でも入りやすい”といったアジア料理店に実際に行き、定期的にみなさんと共有していこうと思います。
今回紹介するのはティーハウスの”Teemaa”です。
Teemaa
今回いったお店はヘルシンキの中心地にあるティーショップ「Teemaa (テーマー)」です。
ヘルシンキ中央駅からは徒歩10分強の場所です。
ショッピングモールの「カンッピ (Kamppi)」や、その近くのムーミンショップからも同じくらいの距離にあるお店です。
店名の「Teemaa」は和訳すると”お茶の世界”あるいは”お茶の場所”というような意味です。
話はずれますが、「Maa」という単語は「世界、土、国」など様々な意味があります。フィンランドの国歌は「Maamme」という名前ですが、これは「我々の地」という意味になります。
Teemaa
Annankatu 19, 00120 Helsinki
https://maps.app.goo.gl/dRzymbu8Ey8erj3v7
店内の雰囲気と注文したもの
お店は、入り口近くがお茶やお茶用品の売り場になっおり、奥がイートインスペースになっています。売り場では、棚一面に日本、中国、台湾を中心に輸入されたお茶が並んでおり見応えがあります。
フィンランドはコーヒー消費大国として有名ですが、近年はひそかにお茶ブームがきています。ただ、緑茶にフルーツの香り付けがされていたりと”本物”のお茶ではないことが多いです。そんな中、求めていたお茶に出会える喜びはとても大きいです。
今回頂いたのは
・黄茶 (Grandpa Special, Smoked yellow tea)
・ウーロン茶 (Milky Oolong)
・抹茶ミルクレープ
・抹茶チーズケーキ です。
お茶のリストはとても豊富で、どれを頼むかとても悩みました。
ダンナは大のお茶好き (日本茶・中国茶)で、自宅には日本から持ってきた大量のお茶がストックしてあります。お茶の種類に合わせて最適な茶器と蒸らし具合で提供されて大満足。
ウーロン茶は台湾産に独特な、口の中にふわっと広がるフローラルな香りが印象的なお茶でした。黄茶 (Grandpa Special, Smoked yellow tea)は、強い燻製香ののち黄茶のさわやかで甘みのある味が特徴のお茶でした。このお茶の名前は、オーナーさんの故郷・中国 湖南省で彼女の祖父によって作られた事に由来しているそうです。
ケーキは2つとも、日本の和カフェでいただくような濃い抹茶の味が際立つ仕上がりでした。フィンランドには甘さやミルク感が強いスイーツが多い中で、しっかりとお茶が主役になるケーキを頂けて幸せな気持ちになりました。
美術館に行った帰りに寄った今回の訪問。お茶は何度でも淹れることができました。
お値段は合計26€、ヘルシンキの中心地で抹茶ケーキのクオリティーとゆったりできる時間を考えるとかなり良いと感じました。
店員さんは柔らかい雰囲気で、注文の際には「良いチョイスね!」と言っていただきました。また、お茶の淹れ方や蒸らし時間丁寧にアドバイスしてもらえました。
難点は、席数が限られているので混雑度によっては中々入れないことです。
座席はゆったりとしたテーブル席です。1人あるいは2人で訪問されている方が多くいらっしゃいました。
日本茶・中国茶を楽しみたい方におすすめです
イートインスペースは木目調のデザインで、落ち着いた雰囲気の中でお茶をいただけます。
お茶はコーヒーにはない落ち着きを与えてくれる力がありますね。
Teemaaは、市内観光で一息つきたいとき、自分にご褒美をあげたいとき、気持ちを上げたいとき、友達とおしゃべりしたいとき….いろんなシチュエーションでふらっと立ち寄れるお店だと思いました。
それでは！Moi moi!
<店舗情報>
Teemaa Tea Shop l Tea House
住所; Annankatu 19, 00120 Helsinki
公式ホームページ
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