フィンランドに移住して1年、ポジティブな変化3選

フィンランド生活

憧れの対象になることも多いフィンランド
この国に移住して1年以上が経ちました。

フィンランドと聞いて何が思い浮かぶでしょうか?
カモメ食堂、ムーミン、サウナなどでしょうか。

マリメッコやアラビアなど生活雑貨も有名です。
また、幸福度ランキングで1位の座を維持していること、ライフワークバランス先進国の評価を受けていることから、「くらし」そのものに魅力があるのも特徴的ですね。

そんなフィンランドで実際に暮らしてみて、夫婦ともに内面の変化を実感しています。

環境が変われば内面が変わる
内面が変われば口癖が変わる

ということでダンナが感じているポジティブな内面的変化を3つ、口癖と共にご紹介します。

森に行ってきま~す

フィンランド生活の良いところ、それは森がゼロ距離にあること。

現自宅の裏手にも森があります。
フィンランドの四季の中でうつろいゆく自然の中に身を浸し、木々や野生動物が作り出す音や色を愉しむ生活に高い満足感を得ています。

多くのフィンランド人がそうするように、森へ散歩に行くのが日課になりました。森には遊歩道が整備されているので、気の向くままにあちこちと歩き回ることができます。

フィンランドは小ぢんまりとして落ち着いた国です。繁華街がそこかしこにあり、トレンドや新商品に溢れる日本とは対照的です。

「森に行ってきま~す」

汚れても良いスポーティーな恰好に身を包み、今日も歩きなれた森に行ってきます。

お花摘んできま~す

おトイレの話ではなく、本物のフラワーのほうです。

冬が明け植物たちが芽吹きだすとまもなく、野花たちも森で原っぱで道端で咲き乱れます。

フィンランドでは「自然享受権」という考え方のもと、野生の花やキノコ、ベリーなどを採取することが認められています。夏の間、森では袋やかごに野花を摘む人が多く見受けられます。

フィンランドの夏を楽しむ方法は色々ありますが、野花を飾ると不思議と心豊かな生活を送れる気がします。今年の夏はたくさんのお花を自宅に飾りました。

フィンランドでお花を花瓶に生けることで初めてインテリアに興味がわきました。来年の夏はIittalaのアールトベースに飾りたいな~なんて思っています。

これ、自分で作れる

僕はかなりのグルメ通だと思っています。
日本ではトレンドなお店から老舗まで、食べ物にお酒にあれこれ外食するのが好きでした。

北欧諸国は物価高のため、日常的な外食は難しいです。お手頃価格のランチビュッフェでも12ユーロ程 (=1900円ほど) はするでしょう。

意外にもフィンランドはの野菜果物、穀物類、乳製品は日本と同じか相当安いものが多いです。お財布事情的に、外食よりかは自宅でご飯をたべようか、という気分になりがちです。

また、現自宅は市街地の中心地からは少し離れており、時間のかかる街中に食事だけに行くのは精神的に憚られます。

こういった理由から
「○○を食べたい」から「自宅で○○を作ろう」という考えになりがち。こういった生活を続けているうちに、和食だけでなくフィンランド料理に関しても腕を上げました。

森で摘んだベリーで作った伝統料理ピーラッカ (タルト)

広告や店頭で美味しいものを見ても、「これ、自分で作れるね」と思い作れるようになりました。「美味しいものを食べたい」というモチベは自然と湧いてくるので、無理なく自炊を続けられていて嬉しい限りです。

ヨメとは「いつか日本食のお店を出してみたいね~」なんて話してます。

お正月はお餅をついてあんこを炊き、鏡餅とお汁粉を作りました。

暮らしてみて初めて分かること

どうでしょうか…?
結構地味な内容になってしまいましたね。

デザインの都とも称されるフィンランドの首都ヘルシンキ。幸福度No.1の国フィンランドにおけるデザインとは、実のところ「くらし」に根付いたアイデアの結晶なのかなと感じています。

海外生活と一口に言っても、私たちのフィンランド生活は必ずしも華やかなものではなく、むしろかなり落ち着いています。日々の暮らしの中に隠れる、豊かさのヒントに気づきを得ながら生活していこうと思います。

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