フィンランドの食といえば何を想像しますか?
脂ののったサーモンやサーモンスープ、コーヒーといただくシナモンロール…私もフィンランドに来る前まではそうでした。
確かにそれらはどこでも売っていて、シナモンロールは特に人気の食べ物です。
でもフィンランド人にとって、もっと身近な食べ物があるんです。
これなくしてフィンランドを語れないぜ
フィンランドのスーパーへ行ってその人気者を探しに行きましょう。
これがフィンランドの人気者
フィンランドのスーパーにやってきたあなた。
大きなショッピングカートを持って、野菜コーナー、果物コーナー、魚コーナーと進んでいきます。
そして見えてきたのが…
ソーセージコーナーです。
商品がありすぎて写真に入りきりません。
ちなみにハムやベーコンはそれぞれのコーナーがあり、ここにあるのはソーセージだけです。
フィンランドで老若男女の人気者、それがソーセージです。
種類は大きく分けて2つ。
Nakki(ナッキ)
日本でも売っているのと同じようなソーセージです。
Makkara(マッカラ)
食べ応えたっぷりの大きいソーセージです。
1本100gあるので、日本の一般的なソーセージの4~5本分はあるかと。
豚肉、鶏肉、七面鳥などさまざまな肉で作られていてチーズやチリ入りのものもあり種類が豊富。
ビーガンもあります。(フィンランドではなんでもビーガン商品がある)
フライパンで調理することもできますが、屋外で直火で焼いたのが最高!
いつ食べる?いつでも!
我が家では、ナッキは小さいので日常の食卓で、マッカラは友人と集まるときに屋外で焼いて食べることが多いです。
フィンランドで特に売り上げが伸びるのが夏。
5月から8月の間に約1億1000万本、毎日約100万本のソーセージが食べられています。※
フィンランドの人口は約560万人。ん、計算が…
いや~食べすぎだろ!
実際にフィンランド人はソーセージを始めとする加工肉を食べ過ぎていて、ニュースでも取り上げられるほど問題になっています。
教科書にも登場
fフィンランド語の教科書もソーセージに侵略されています。
単数形:(一本の)ナッキがお皿にあります。 私は(一本の)ナッキを食べます。
複数形:(複数の)ナッキがお皿にあります。 私たちは(複数の)ナッキを食べます。
と書いてあります。
「私はリンゴを食べます」って英語の教科書で習ったのが可愛く感じます。
こちらもフィンランド語の教科書の文章題に出てきた写真。
MÖKKI(サマーコテージ)に行ってサウナを温めている間にソーセージを焼いて食べているお兄さんたちです。
ペーパーナプキンでつかんで食べているのが、これまたフィンランド流。
絵画にも登場
カモメの頭で有名なヘルシンキ市立美術館、HAM(Helsingin taidemuseo )で見つけた絵。
名前はKoira ja makkara(犬とソーセージ)。
おじさんのような犬がソーセージを握って微笑みかけています。
絵は著作権の問題があるかもしれないので、ここから公式ホームページに飛んでください。
可愛くてポストカードを買っちゃいました。いつも優しいまなざしで私たちを見つめてくれます。
お土産におすすめです。
我が家のおすすめ
こちら、国産のお肉を使っているマッカラ。しょっぱすぎずジューシーで美味しいです。
スーパーで売っています。
肉製品は日本に持ち込めないのが残念…フィンランドでぜひご賞味ください。
ヘルシンキで食べられるスポット
海を眺めながらマッカラを楽しめるカフェ、Cafe Regatta
ソーセージを買うと店員さんが火をつけてくれるので、自分で焼くことができます。
フィンランドらしい景色を眺めながら、熱々の香ばしいマッカラをいただく贅沢…。
晴れた暖かい日にシナモンロールをいただくのもおすすめ。ふわふわ系で美味しいです。
ただ、シナモンロールが大好きな雀たちが寄ってくるので注意してくださいね。
ヘルシンキ中央駅からはトラムかバスで行けます。
まとめ
フィンランド人のソーセージ愛が少しでも伝わったでしょうか?
ぜひフィンランドの自然の中で、熱々のマッカラを食べてみてください。
食べすぎには注意です!
参考
コメント