大人の夏休み at サマーコテージ

フィンランドの自然

2024年夏。
僕たちが大人になってから二人そろって初めて夏休みをとることができたので、フィンランド東部のサマーコテージを貸し切り、2泊3日の旅をしてきました。

まわりにはコテージ以外に人工物が見当たりません。
森と湖に囲まれた中にポツンと伝統的な木造のコテージがあるだけ。

サマーコテージで日々の喧騒から距離を置き、日常を忘れ自由に過ごすのがフィンランド流の夏の過ごし方。

今回はそんな、この夏一番の思い出をシェアしたいと思います。

ぬくもり溢れるコテージのお部屋

サマーコテージを訪れたのは7月初旬。
フィンランドは年間で最も日が長く天候が落ち着いている時期です。
フィンランドで一番良い時期を訪ねると6-7月と答える方が多いのも納得です。

森に囲まれたログハウス調のコテージでした

ヘルシンキから車で4時間半。玄関を開けると机の上にウェルカムチョコが。
貸し切りながら、オーナーのおもてなしが心にしみました。

フィンランドでおなじみのFazerチョコのサービス付きでした

オーナーさんの気遣いは部屋の隅々まで行き届いており、特に2階の寝室はマリメッコ用品が沢山揃えられていてこだわり感じる可愛いお部屋でした。

屋根裏部屋にマリメッコという最高の組み合わせ

あるがままのものを楽しむ

日本で別荘や避暑地というと、軽井沢にある別荘やリゾートホテル、その周りの自然や観光地、アウトレットなどを想像します。

しかしながら、フィンランドのサマーコテージは文字通り大自然の中にあることが多いです。
自然の一部をお借りしているというのでしょうか。
自分たち以外には人の気配をほとんど感じないような場所です。

そのため、「あるがままのものを楽しむ」というのが基本的な過ごし方です。
その日の予定を特に決めることもなく、晴れていればサウナや森へお散歩、雨が降っていれば屋内でゆっくりと話して過ごします。

キラキラした場所に出かけるわけではないけれど、どこか心が躍る空間です。

焚火で石を熱し、水をかけて蒸気を出す伝統的なサウナ
サウナで体を温めたら、湖でクールダウン。最初は勇気がいるかも?

コテージの周りにはブルーベリーやノイチゴがたくさん生えていました。
夢中になってベリーを摘めば、気分は童話の主人公です。

そのまま食べてみると思いのほか甘くてびっくりします。
手摘みをしてコップに集め、パンケーキを焼いていただきました。

湖を眺めて一日のうつろいを愉しむ

コテージを訪れたのは風がない穏やかな日でした。

昼間の青空模様から夕焼けまで
波がない湖面は、夏の長い一日のうつろいを映し出す大きな鏡のよう。

今回は一年で一番日が長い、夏至近くの日程でコテージを訪れました。
日付が変わるころまで沈まない太陽、音ひとつない静かな湖と森。
それらを眺めながら、北欧の夏ならではの趣きをゆったりと愉しみます。

日付が変わるころ、ゆっくり日が沈んでいきます

シンプルのなかに心地よさがある

都市の真ん中を除けばフィンランドではどこにでも自然が広がっています。
それがこの国の一番の魅力だとふたりは思っています。

森があるだけという事だけを見ると、出来ることは限られているように感じるかもしれません。
でも最小限だからこそ、満たされるなにかがある。
フィンランド人はその時間と場所を大切にしているように思います。

これから日を追うごとに冬に近づいていきます。
フィンランド人のように「足るを知る者は富む」、そんな毎日を送っていこうと思います。

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コメント

  1. かい より:

    素敵な休日だね!
    それにブログも様になっているのか、スワイプする度にすぐに画像や見出しのバーが出てくるから、すごく見やすいです👏

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