Moi!
皆さんイッテQという番組はご存じですか?
私のお気に入りのテレビ番組の一つで、日本にいるときは毎週見ていたのですが、今はなかなか見れず…日本に帰国したら撮りためておいたものを一気見するヨメです。
さてさて、予告を見ると今週の日曜日(2月15日)のイッテQは、フィンランドが出てくるという!
温泉同好会のメンバーとちゃんみなが出演するとのことで、楽しみにしているのは私だけではないはず!
イッテQのフィンランド編と言えば、毎回誰か凍った湖に落ちているか、落ちていなくても凍っていますが、
今冬は例年より寒くマイナス2桁の日が続くので、本当に寒そうです…⛄
そんなフィンランドの寒中水泳文化について今日は書いていきます!
フィンランドの寒中水泳
フィンランドでは、冬の凍った湖や海にあけた穴を”Avanto”(アヴァント)といい、サウナに入った後にその穴の中の水に入る寒中水泳(avanto またはavantouinti)が、親しまれています。
観光客向けのイベントではなく、多くのフィンランド人にとって日常生活に欠かせないサウナ文化と、冬の景色と澄んだ空気が合わさった、フィンランドならではのアクティヴィティです。


ヒィィィってなった人、ここにもいます。

帽子と手袋はしてるんだ…
どうやって作っているの?
凍った湖はJääkaira(ヤーカイラ)という道具で穴を開けます。
サウナの後のアヴァント用の他、アイスフィッシング用の穴をあけるときにも使われるので、ホームセンターに「皆必要でしょ?」というような感じで陳列されていて、簡単に手に入ります。
手動式(ハンドオーガー)
手でくるくる回して氷を削るタイプ。

電動式/エンジン式
モーターやエンジンで回転するタイプ。厚い氷でも素早く穴を開けられます。

そのあと鋸で氷を切っていき、完成。
サウナとセットが基本
フィンランドでは、夏でも冬でもサウナの後に湖や海に入るのはかなり普通のことです。
冬に凍った湖に入るのは、罰ゲームではありません。
多くのフィンランド人には趣味や健康法の一部として広く受け入れられています。
- サウナでロウリュして、しっかり体を温める
- 氷に開けた穴へ入水
- またサウナへ戻る
これを何度か繰り返します。
もちろん寒中水泳をせずに、外気浴だけしてもOK。
水分を取りながら、熱さと寒さを楽しみます。

これはタンペレ(Tampere)のラウハニエミにあるサウナです。(Rauhaniemi Folk Spa)
右側の建物の中にあるサウナであったまってから、凍った湖にドボンできます。
常連さんは、まるで電車から降りて階段を降りるような雰囲気で、サウナから出てavantoします。
どれくらい冷たいの?
湖が凍るくらいなので、冬の水温は0〜4℃前後。
言わずもがな、ものすごーく冷たいです。
手すりを持ってゆっくり水のなかに入るのですが、水は冷たいわ、手すりも凍ってるわ…
水に入ったそばから”キーン”とした冷たさが足に響き、じんじんとしびれる感覚がします。
基本的には十秒だけ入っている人が多く、長時間は入っている人はいません。
その後湖から出てきてタオルで拭くと、自然と体が温まってきて、外にいても寒くなくなります。
これが良いのでありまする。

なぜやるの?
なんでこんなことをするのか、と思う人もいるかと思いますが、フィンランド人が寒中水泳をする理由はこんな感じです
- 血行促進
- ストレス解消
- 免疫力向上への期待
- 深いリフレッシュ感
- 冬の暗さ対策(気分がスッキリする)
たしかにAvantoした後はすっきりします✨…が
一方危険なことも
もちろんデメリットもあります。最も危険なのが、ヒートショックです。
これは急激な温度変化によって血圧が乱高下し、最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞を引き起こす現象です。
特に高血圧や心臓病がある人にはリスクが高くなります。
- 血圧がコントロールされていない
- 心筋梗塞や狭心症の既往がある
- 不整脈がある
- 脳血管疾患の既往がある
こういった場合は、医師に相談せずに行うのは避けたほうが安全です。
いや、本当に冷たい…!
フィンランド人が普通にやっているこのアヴァント。
皆やっているから意外と冷たくなくなるのか…!と思ってやってみても、やっぱり冷たいです。(当たり前すぎます)
フィンランド人は日本人よりも基礎体温が高く、筋肉や脂肪の付き方も違います。
秋・冬になっても「なんであの人半袖なの…」という老若男女が沢山いるのがフィンランドです。
もちろんフィンランド人の中には寒中水泳は苦手だからやらない!という人もたくさんいます。
素人の私のような人は、自分の体の調子をみながら、気持ちよく入るのが一番です。
(ヨメはいつも挑戦したくなってサウナに行くと1回だけトライしてます)
世界記録へ挑戦したフィンランド人
フィンランドのカルヴィア出身のミーリ・コイトラさん。
故郷の緩和ケアのための募金活動と寒中水泳の世界記録更新を目指し挑戦しました。
ポーランド人女性が保持していたこれまでの記録(60分強)を破ることを目標に準備に準備を重ね、当日は医療担当者と寒冷曝露の専門家と、200人の観客に見守られながら世界記録樹立を目指しました。

彼女が氷の中にいたのは…61分27秒!
数秒でも凍えるほど寒いのに、1時間以上もあの氷の中にいたなんて、正直考えられません。
穴から出て更衣室に運ばれたあと、服を着て温かい飲み物を飲むと1時間ほどめまいが続き、手足の感覚が戻るまでさらに2時間かかったそうです。
正確な測定結果は得られなかったようですが、コイトラさんは低体温症、つまり体温が34度以下に下がった状態になったとみられています。
世界記録にはまだ登録されていないようですが、命がけの挑戦であったことは間違いないです。
フィンランドに来たら挑戦してみるのもあり!
フィンランドは自然に溢れた国です。
フィンランド人の生活に根差したサウナ文化と、自然を楽しめるこの寒中水泳の組みあわせは、この美しい国を体感する最高の方法の一つだと思います。
ヘルシンキに来たら、初心者でも寒中水泳を楽しめる、Allas sea poolとKuusijärviのサウナがおすすめです。
日本ではあまりサウナに行かないけれど、フィンランドに来たからには行ってみたい!
でもちょっと一人だけでは行きにくいなあという方は、ヨメと一緒にサウナに行きませんか?
もちろんプライベートツアーになりますので、ご安心を。
こちらは女性限定またはグループに少なくともお一人女性がいることが条件となります。
興味がある方は、下の記事をご覧ください!
ではMoi moi!



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