5月1日はフィンランドのメーデー”Vappu (ヴァップ)”であり、祝日です。
自分たちが過ごしたまったりなVappuの様子をシェアします!
Vappuのマストアイテム
Vappuはフィンランドの春を語るうえで外せないイベントです。
多くの人が外に出て春の訪れを祝います。
Vappuにはいくつかの伝統的な習慣があります。
一つ目は「帽子」です。4月30日から、高校卒業の時の帽子を老若男女問わずみんなで被り街へ繰り出します。
二つ目は大学生の習慣ですが、様々な色の「オーバーオール」を着ます。
大学や専攻によって色が違うほか、色んなワッペンを集めて縫い付けます。
画像が無くてすみません…!
三つ目は伝統的な食べ物と飲み物です。
“Vappumunnkki (ヴァップムンッキ)”と呼ばれるドーナツと“Tippaleipä (ティッパレイパ)”と呼ばれる菓子パンがマストな食べ物です。
自分たちのお気に入りは”Munkki (ドーナツ)”です!
フィンランド人は大のドーナツ好きです。シナモンロールと同じくらい食べる機会があります。
フィンランドの菓子パンの大きな特徴は、生地にカルダモンが練られていることです。日本でもじわじわドーナツブームが来ていますが、このドーナツを大量に日本へ輸出する代行業者になってもいいなと思うくらい好きです!笑
Vappuのドーナツはカルダモンが効いた生地に砂糖がまぶしてあるシンプルなもので、この時期スーパーで大量に売られます。画像のものはFazerという有名ブランドから売り出されたものですが、自分たちは4個で2€に安売りされたものを食べました笑 (味はそんなに変わらないです)。
また、”Sima (シマ)”と呼ばれる、はちみつと砂糖を発酵させ、レーズンやレモンで香り付けした飲み物もマストアイテムです。
可愛いけど高級品な風船
外を歩いていて可愛かったのは、お祝い用に子供向けの風船が売り出されていることです。
でもこの風船、めちゃくちゃ高いんです!
値段に幅はありますが、良いものだと8~27€ (1€=160円とすると、1280円~4320円…!!)。思わず「ありえない!」と声が漏れてしまいました。
とはいえ小さい子供たちは風船を楽しみにしているようで、スーパーには大量の子供たちが親に連れられて来ていてとっても可愛かったです。
日本でもフィンランドでも共通だと思ったのが、中には飛ばされてしまう風船があるという事。青空になすすべなく浮かぶ風船を見ました。子供たち、大泣きなんだろうな、、、笑
フィンランドあるあるなのが、シーズンが終わると季節ものが大幅に値引きされることです。クリスマスの装飾はクリスマス後に買う人が多いのですが、こういった理由からです。例にもれず風船も70%引きになって売られていました。安いものは小さい子でも買えますね。
ハイキングで春の訪れを楽しむ
Vappu前日の4月30日には人々が街へ繰り出してお酒をたくさん浴びてパーティーをして…という感じで過ごします。あいにく、その日は体調不良でしたので、翌日の5月1日のVappu当日の事を紹介します。
4月30日に体調不良による欠席連絡を教授にしたところ、下のような返事が返ってきました。
ピクニック???そう、Vappu当日は公園や森へピクニックへ行くのが定番なんです!
ヘルシンキ市街地ですと、KaivopuistoやKaisaniemiという海に面した公園に行くのが定番です。都会人の遊びですよね。
5月1日のVappu当日には体調が回復したので、近所の森へドーナツ持って出かけました。
例年だとVappuは雨模様で寒いようなのですが、今年は快晴のうえ気温が上昇したので多くの人が出かけたことでしょう。
最近は日が伸びて日の入りが21時半ころになりました。
22時過ぎでもまだ真っ暗ではないなと感じます。今年の冬は長く、10月末に初積雪そして4月末にも大雪がありました。日の長さも12月頃には6時間ほどと、暗くて寒くて長ーーーーい冬を乗り越えたからこそ、春の訪れを心から祝うフィンランド人の心境が少しわかった気がします!
ゆったりとした休日
街中に繰り出して友人とパーティーをするようなVappuを過ごすことはあいにくかないませんでしたが、それでもピクニックという形で春の訪れを祝えてよかったです。
これから更に日が長くなるので、仕事もプライベートも満喫していこうと思います!
それでは!Moi moi!
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