【ヨメ】フィンランド語のハナシ①

フィンランド語のハナシ

フィンランド語学校に通っているヨメです。このブログを読んでいる方の中にはフィンランド語に興味がある方やフィンランド語を勉強している人がいるかもしれません。今日は絶賛フィンランド語勉強中のヨメが見つけたフィンランド語のハナシです。

最初の二つの事柄は他のサイトでも書かれていることが多いですが、三つ目からはちょっとマイナーな話になります。お付き合いください。

フィンランド語の単語を読みやすいように、不十分ではありますが簡単に単語の読みも書いておきます。フィンランド語の発音は基本的にローマ字読みです。(ä, ö, r の発音はちょっとコツがいります)
そして単語の最初の母音にアクセントをもってきます。ちなみにjはヤ行の発音になります。

もい、もいもい、へい!

Moi(モイ)はネット上で聞いたことあるかもしれません。「こんにちは、やあ」という意味で、友達と会った時やスーパーのレジで会計が始まるときに店員さんに挨拶するときに使えます。
Moi moi!(モイモイ)というと基本的には「バイバイ」という意味になります。※

「ありがとう」はKiitos!(キートス)。様々な場面でありがとうと伝えたいときに使えます。

Hei!(ヘイ)は英語のHey!と似た発音になり、こちらも「こんにちは」という意味になります。年上の方にはMoi!よりもHei!の方が丁寧な響きになります。(英語のHeyは友達同士でよく使う言葉なのでちょっと違いますね)

基本的にフィンランド語のメールの文頭に、“Hei, ○○(名前)”と書かれることが多いのですが、これは「○○さんこんにちは」という意味になります。これをグーグル翻訳にかけると「おい!○○(名前)」と訳されてしまい、一気に名前を呼び捨てされます。

フィンランドに来た際にはぜひ、これらの言葉を使ってみてください。街中ではHeippa!(ヘイッパ)Terve!(テルべ)という他の挨拶言葉も聞けるかもしれません。

※“Hei hei”, “Moi moi” は現地では「やあ!」の意味合いで使われることもあります。

○○ネンさんが多い

これはフィンランドで数が多い名前ランキングの画像です。左側はetunimi(名前、ピンクの枠で表示) 右側はsukunimi(苗字、水色の枠で表示)が書いてあります。

参照元:Bisnode Oy を一部加工。


Sukunimi(苗字)に多いのは○○ネンさん。もしオリンピックを見ていて選手の名前が○○ネンさんだったら、その人はフィンランド人かフィンランド人の血が流れている人かもしれません。

ちなみにフィンランド人にはSeija(セイヤ)やMika(ミカ)という名前の人がいます。それぞれ日本人の男性、女性の名前のようですが、フィンランドではセイヤは女性、ミカは男性に多い名前です
フィンランドで「せいや、せいや!」と言いながらお神輿を担いだり和太鼓を叩いたら、町中のセイヤさんが振り向くかも。

「けつっぴ」

Ketsuppi(けつっぴ)
これ、どういう意味だと思いますか?いろいろ想像してしまう人もいるかと思いますが、もちろん可愛いおしりのことを意味する言葉ではありません。

答えは



参照元:meira https://meira.fi/tuote/meira-italian-ketsuppi/

ケチャップです。Ketsuppiと書きます。もう忘れませんね。「けつっぴ」=ケチャップです。
ちなみにマスタードは“Sinappi”(シナッピ)です。

KetsuppiとSinappiです。うーん覚えやすい。

Peppunen(ペップネン)

こちら「けつっぴ」繋がりです。「けつ」は日本語ではおしりのことですが、フィンランド語では“Peppu”(ペップ)が「おしり」の意味です。
この“Peppu”(おしり)に人の名前によく付けられる“nen”(ネン)を合わせたらどうなるでしょう?
答えはPeppunen(ペップネン)になります。

実はPeppunen、日本人なら知っている人が多いあのキャラクターなんです。

それは

参照:OTAVA https://otava.fi/kirjat/mestarietsiva-peppunen-mestarivaras-ja-mestarietsiva/

おしり探偵。

フィンランドの図書館の児童図書コーナーにいたスタッフに聞いたところ、フィンランド人の子供たちに人気だそうです。そしてヘルシンキ近郊の図書館サービス(HELMET)で調べると、2024年に出たばかりの最新刊は予約数が140件もありました。(2024年5月現在)

Peppunen, 人気者ですね~!

フィンランド語のハナシ第二弾も書きます

フィンランド語の発音は日本人にとって発音しやすく、そのためフィンランド語と日本で同じような発音をしていても違う意味をもっている単語があります。

フィンランド人が日本人の会話を聞いていると一瞬「あれ?フィンランド語しゃべってる?」となることもあるそうです。

ヨメはまだまだフィンランド語初心者です。言語学習は楽しむことが大切だと思うので、色んな側面からフィンランド語に向き合えたらなあと思います。

このフィンランド語シリーズ、もう少し書きたいことがあります。
また第二弾をお楽しみに。

トップ画はぱらぱらめくって読んでも面白い、白水社のフィンランド語辞典。お気に入りです。

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