フィンランドに住んでいると言うとよく聞かれること。
「フィンランドって何語を話すの?」
フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。「フィンランド語なんてあるのか!」とびっくりされる方もいるのですが、あるんです。森の中でもごもごと喋っているような、音の響きが魅力的なフィンランド語を彼らは話します。
といってもフィンランドでは中年世代くらいまでは英語を話せる人が多く、ヘルシンキや観光地を旅行するのであれば英語でコミュニケーションができるのでご安心を。
時におばあちゃん世代の方もペラペラな英語を話すこともあるので、びっくりさせられます。
フィンランド語はこんな響き
多くのフィンランド人は夏にコテージ “Mökki” に滞在します。
こちらはその時の様子をフィンランド語で話しています。LOTTA JA PAPPAさんの動画です。
(個人的にこのYOUTUBERが好きでフォローしています。フィンランドの暮らしをよく表しているなあと思ったのでぜひ見てみてください)
書き言葉と話し言葉 ”Kirjakieli”と“Puhekieli”
こちらは日本人でも知っている人が多い映画監督,アキ・カウリスマキの映画
”Kuolleet lehdet(枯れ葉)“
この監督の作品は書き言葉 ”Kirjakieli” で話されていて、教科書や本に書かれている文体がそのままでてきます。
一方フィンランド人が日常で話している言葉=話し言葉 “Puhekieli” はこんな感じ。
日本語でも話し言葉では言葉が省略されたり、異なる言い方になりますが、同様にフィンランド語でも同じことが起こります。
例えば「私」という意味の “Minä” は、話し言葉では “Mä” と言います。
ただ日本に方言があるように、フィンランドでも「私」の言い方は地域によって違うようです。
引用:Yle https://yle.fi/a/74-20010020
地方によって「私」の言い方が”Mie” になったり”Miä”になったりするのは知りませんでした。
今度地方出身のフィンランド人がいたら聞いてみよっとそうしよう。
フィンランド語、難しいけれどマスターしたい
フィンランド語を学ぶ際に難しいのはこの書き言葉と話し言葉の差。
読めばなんとなく分かるけど聞くと全くわからないこともよくあります。
またフィンランド語には格変化という学習者を最も悩ませる規則があるのですが、これは一度話し始めたらきりがない。
この土地に馴染んでもっとこの国と人々を知るために、ヨメのフィンランド語学習の旅はまだまだ続きます!
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