【2025年最新版】ヘルシンキの公共交通機関:キオスクや券売機等でチケットを買う方法

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※本記事には広告が含まれています。

こちらのページでは、ヘルシンキの公共交通機関に乗るために必要なチケットを、HSLアプリを使用せずに、券売機やキオスク、スーパー、HSLサービスポイントで購入する方法と使い方を紹介します。

・アプリを使用せずにチケットを購入したい
・HSLアプリでチケットを買おうとしたけれど買えない
という方に向けて書いています。

2025年6月13日:情報を訂正、追加しました。(大きな券売機の撤去について)
2025年9月12日:9月21日から購入できるチケットの種類や方法変更について
2025年9月24日:チケットシステム変更に合わせて大幅に更新しました。

HSLアプリでチケットを買う方法やチケットの種類について知りたい方は、こちらで確認してくださいね。

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【重要】2025年9月21日から購入できるチケットの種類や方法が変わります。

HSL(ヘルシンキ交通局)はチケット販売拠点をオンラインへ移行する作業を進めています。
9月21日にシステム移行作業があり、以下の2つの大幅な変更がありました。

①2025年9月21日に大型券売機が撤去されました。
→券売機からデイチケット(2日券以上)が購入できなくなります。

2025年9月24日以降、販売・サービス拠点で購入できるチケットが使い捨てのカード式から、QRコートがついたレシートに変更になります。
→片道乗車券および1日乗車券にはQRコードが付与され、最初の乗車時にカードリーダーに提示する必要があります。

ヘルシンキを旅行する方にとって一番重要な変更点は、大型券売機が撤去されてしまうことです。以下で詳しく説明していきます。

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大型券売機が撤去されました

これまで券売機でチケットを購入する方法が、旅行者にとって一番使い慣れた方法でした。
しかし大型券売機が2025年9月21日をもって撤去されました。

撤去された大型券売機はこちら

青と白色の幅がある券売機です。9月21日以降はカバーがかけられて完全に使えなくなります。

今後も残る小型券売機はこちら

一回券(=シングルチケット)と一日券が購入できます。
一回券(=シングルチケット)のみ購入できます。
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【重要】9月21日からの大型券売機の撤去により何が変わる?

券売機で購入できるチケットの種類が変ります。
券売機からデイチケット(2日券以上)が購入できなくなります。

変更変更
大型券売機1回券、デイチケット(2日券~)購入不可【撤去】
小型券売機1回券、1日券のみ(一部)1回券、1日券のみ(一部)

つまり、9月21日以降、券売機からは、1回券(=シングルチケット)と1日券しか購入できなくなります。また一日券が購入できる券売機は小型券売機の一部です。

デイチケット(2~13日券)は、今後HSLアプリおよび会社用の予約販売のみとなりますデイチケット(2~13日券)購入したい方は、HSLアプリが必要です。フィンランドに来る前にアプリをダウンロードし、登録などを済ませておくことをおすすめします。

HSLアプリのダウンロードについてはこちらの記事に書いています。

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販売・サービス拠点で購入できるチケットが、使い捨てのカード式→QRコードへ

2025年9月24日以降、販売・サービス拠点で購入できるチケットが使い捨てのカード式から、QRコードがついたレシートに変更になります。
片道乗車券および1日乗車券にはQRコードが付与され、最初の乗車時にカードリーダーに提示する必要があります。

HSL公式サイトより
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ここまでのまとめ

現時点(9月14日)にHSL公式サイトに載っている情報を追加しました。
→24日にさらに情報追加しました。参考:HSL公式
以上の情報を踏まえて、アプリを使用しないチケットの購入方法についてまとめていきます。

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①券売機(Ticket machine)で購入

主要駅の近くにいる場合は、券売機を探しましょう。
HSLのマークがついています。

券売機①

この券売機には上部にフィンランド語で”matkaLiput”、英語で”Tickets”と書いてあります。
一回券(=シングルチケット)と一日券が購入できます。

券売機②

こちらの券売機は、一回券(=シングルチケット)のみ購入できます。

小銭や紙幣を使える機械もまれにありますが、数が少ないうえにお札などを認識しないこともありますので、クレジットカードの準備をお忘れなく。クレジットカードを券売機に入れる際は、奥までしっかり入れてください。

ヘルシンキ空港(バンター空港):
電車やバスターミナルのプラットフォームにあります。

ヘルシンキ中央駅付近:
ヘルシンキ中央駅のプラットフォームにあります。

※ヘルシンキ中央駅のHSLサービスポイントは閉鎖しました。(2025年4月)詳しくはこちら

券売機は駅の中、特に駅のプラットホームに入る前、またはプラットホームに券売機があることが多いですが、2025年9月21日に大型の券売機が撤去されたため、券売機の数が大幅に少なくなっています。トラムやバスの各停留所には主要駅を除いて券売機はほぼありません。
券売機がある駅は限られていますので、ご注意ください
券売機設置場所はこちらのマップから確認できます。

チケットの買い方
Single ticket(1回券):
どの券売機でも購入できます。
One day ticket(一日券):
券売機では1日券のみ購入できます。

券売機の言語は英語を選択可能です。

①Single ticket(1回券)またはDay ticket(デイチケット)を選択
②ゾーンを選択(ABゾーン, ABCゾーン等)
③枚数を選択 (上段:大人の数、下段:子供の数)
④決済方法を選択(クレジットカードや現金を選択してください)
⑤支払う(画面の右側にクレジットカードや現金の差込口があります)

チップが付いたデビットカード、クレジットカード(VisaやMastercard)が使用できます。
券売機によって紙幣や硬貨は使えませんので、日本を出る前にカードの準備をお勧めします。

レシートような薄い紙のチケットが出てきます。
購入した時点からチケットの有効時間が始まります。有効時間はチケットに記載されています。

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路上パーキングの決済機械でも購入可

ヘルシンキ市内であれば路上パーキングの決済機械でも購入できます。
小さくHSLのマークがついています。

①Lauguageから言語を選択
②HSL single ticketを選択
③ゾーンと大人/子供を選択
④カードで支払いができます。コインは使えないようです。
※Single ticket (1回券)しか買えません。

券売機は数が限られていたり、券売機が壊れていることが多い印象です。その際はアプリで購入、またはこれから紹介する方法で購入を検討してください!

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②R-Kioskiで購入

引用:R-kioski

「キオスク」とネットで検索されている方が多いようなので、「キオスク」と題名では書きましたが、発音は「キオス」で日本のキオスクというよりもコンビニです。

レジでチケットを買います。
Single ticket(1回券)またはOne day ticket(一日券)のどちらも買えます。

オリンピアターミナル(Olympia terminal=おりゅんぴあてるみなる)のKioskiについて(2025年6月13日追記)

Olympia terminalからは、スウェーデンのストックホルムとヘルシンキをつなぐTallink Silja Lineの定期旅客船が出ています。
ここのKioskiは、”Kioski check-in shop”と言い、通常のKioskiよりも小さく、その分サービスも限られているようです。
HSL公式ホームページのチケット販売地図でもそのKioskiは表示されません。オリンピアターミナルでHSLのチケットを購入したい場合は、券売機でシングルチケット(一回券)を購入できるようです。

Kioski check-in shop:
https://www.portofhelsinki.fi/en/passengers/passenger-terminals/olympia-terminal/food-and-drinks-olympia-terminal/

HSLチケット販売所検索:
https://www.hsl.fi/en/customer-service/sales-and-service-points?display=map&service=advance-purchase-single-tickets


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③Alepa, S-market, Prismaで購入

Alepa(アレパ), S-market(エスマーケット)

どちらも黄色い看板が目印です!

Prisma


Prisma(プリズマ)は食料品のほかに日用品も揃う大型のスーパーマーケットです。
ヘルシンキ中央駅からはPasila(パシラ)駅やHerttoniemi(ヘルットニエミ)駅にあるPrismaが近いと思います。

Single ticket(1回券)またはOne day ticket(一日券)どちらも買えます。
2025年9月24日以降、販売・サービス拠点で購入できるチケットが使い捨てのカード式から、QRコードがついたレシートに変更になりました。
片道乗車券および1日乗車券にはQRコードが付与され、最初の乗車時にカードリーダーに提示する必要があります。

HSL公式サイトより

※R-kioski, Alepaなどのスーパーで購入する場合は、アプリでチケットを買うよりも少々割高になるようです。

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④HSLサービスポイントで購入

ヘルシンキ中央駅には、HSLサービスポイントがあります。 →閉鎖されました。
Pasila駅に移転したので、こちらの記事で確認してください。
こちらは有人サービスなので、相談したいことがあればここへ行きましょう。
券売機もあり、HSLチケットの購入や各種手続きができます。
ただしサービスにより手数料がかかります。

※時間によっては混みあいます。その場合は番号札を取って待つ必要があります。

ここまでのまとめ
  1. HSLのチケットは、HSL券売機、R-kioskiやAlepa、S-Marketなどのスーパー、パーキングエリアの決済機(ヘルシンキ地域)、HSLサービスポイントで買うことができます。
  2. HSLのアプリや券売機以外からチケットを購入する場合、少々割高になる可能性があります。

券売機やお店の場所はここで確認

こちらのマップから券売機の場所を検索できます。


旅行で来ている方はHSLカードは使わないので、下の3つの選択肢から希望に合わせて選択してください。
マップ上にチケット売り場が表示されます。
①Purchase of single tickets→1回券
②1-7 day tickets on disposal cards→1~7日間までの使い捨てチケット(有効化が必要です)
③1-day ticket(Valid immediately)→1日券(購入してすぐに有効)

チケットの種類については前の記事で説明しています。こちら

以下にHSL公式ページの各チケット詳細ページも載せておきます(英語)

シングルチケット:
https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/single-tickets

デイチケット:
https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/day-tickets

チケットの使い方

券売機から購入したチケットの場合

購入した時点から有効時間が始まり、有効時間が終了する時間が記載されています。
青いバスに乗る際は、そのチケットを運転手に見せてください。
青いバス以外の乗り物に乗る際には、そのチケットを携帯していればOKです。

チケット確認係がチケットの確認を求めた際に見せてください。

QRコード付きのレシートチケットの場合
(スーパーやサービスポイントで購入した場合等)

HSL公式サイトより

購入してから一番最初に乗り物に乗った際に、カードリーダーにかざして有効化する必要があります。

カードリーダーは、
地下鉄→ホームに続くエスカレーターの前
フェリー→フェリー乗り場の前
電車、トラム、バス→乗り物の中
に設置されています。

QR コードを上にしてボタンは押さず、カードリーダーにチケットをかざしてください。
チャラランという音が鳴ったら有効化できた証拠。
その時点から有効時間が始まります。
例)ゾーン AB のチケットは、カード リーダーに提示した時点から 80 分間有効。
1 日乗車券はカードリーダーに提示した時点から 24 時間有効。

チケットの有効期間中は、何度でも公共交通機関を乗り換えることができます。
青いバス乗る場合のみ、カードリーダーにチケットを再度カードリーダーにかざしてください。その他の交通機関では、チケットを再度リーダーに提示することなく、そのまま乗車できます。

詳しく知りたい方はHSL公式で確認してくださいね(英語)
https://www.hsl.fi/en/travelling/ticket-validity-and-interchanging#single-tickets-from-sales-and-service-points

まとめ

ちょっと記事が長くなってしまいました。
日本だと、アプリよりも券売機や有人のサービスで購入する方が簡単なことが多いですが、フィンランドではアプリで買った方が簡単なのです。
でもアナログな方法が良い方もいらっしゃると思いますので、そのような方にこの記事が役に立つと嬉しいです。

分からないことがあれば、私も調べてみますのでコメントで教えてください!

【最後まで読んでいただきありがとうございます】シェアやコメント(質問なども歓迎)は下のボタンからできます。また”Buy Me a coffee”から私たちを応援してくださると嬉しいです♪ではMoi moi!

コメント、質問はこちら♪

  1. 寺田隆一 より:

    御参考まで、HSLアプリや券売機で購入したチケットは、購入した時点か購入した日の指定した時間から有効になってしまうので、翌日以降に使いたいチケットを事前に購入するため、ヘルシンキ中央駅内のHSLのチケットオフィスで聞いてみました。その場合は、1ユーロの発行手数料を加算して紙のチケットを購入すると、最初に乗車して車内の端末にかざした時点からチケットが有効になるので、翌日以降でも使うことができます。

    • コメントありがとうございます。こちらでもHSLホームページ上で確認しました。ご指摘の通り購入から24時間以降にチケットを有効化したい場合、HSLサービスポイントあるいはスーパー等で紙のチケットを事前購入できるとのことです。HSLサービスポイントでは1ユーロの手数料が明記されており、他の売店でも手数料がかかる可能性があるとされていました。購入したチケットは2年間使用可能で、初めて乗車する際に有効化する必要があります。チケット購入後24時間以内に有効化する場合には、HSLアプリ上で有効化する時間を選択して購入できます。有益な情報をありがとうございました。以下、参照したHSLのリンクを添付します。
      https://www.hsl.fi/en/travelling/ticket-validity-and-interchanging
      https://www.hsl.fi/en/customer-service/service-fees-at-service-point

  2. 丸山 小百合 より:

    はじめまして、今月29日から初めてヘルシンキで一人旅をする者です。
    HSLアプリでのチケットについて教えていただきたくコメントさせていただきました。
    アプリで4日間のデイチケット購入は何日前から購入可能でしょうか?
    また、アプリでのチケットは車内のバーコードリーダにかざして有効化は不要でしょうか?
    お忙しい中申し訳ありませんがご教示いただければ幸いです。

    • こんにちは。質問ありがとうございます!
      HSLアプリでチケットを買う場合、カードリーダーにかざして有効化する必要はありません。
      デイチケットをHSLアプリで購入する場合、有効時間開始の24時間前から購入することができます。
      例として3月29日の12時からデイチケットを有効化したい(使いたい)場合、3月28日の12時以降にそのチケットを購入することができます。
      もし説明が難しかった場合は遠慮なくおっしゃってくださいね。

      • 丸山 小百合 より:

        お礼が遅くなり申し訳ありません。
        わかりやすい説明ありがとうございました!!
        楽しいヘルシンキ旅行ができました。
        またヘルシンキに行きたいと思います。
        本当にありがとうございました。

  3. 辻岡 より:

    明後日から行くのですが、アプリはダウンロードしたのですが、ログインができない状態です
    パスワード変更しようとすると、メールアドレスがちがうと、新しく登録しようとすると、アドレスは使用済みと。
    現地で券売機で買い方を調べていたら、25日以降は4日間はアプリのみなんですね。
    アプリ以外で購入できる方法、ありますか?
    直前で慌ててます。

    • 辻岡様

      ご質問ありがとうございます!
      残念ながら現在アプリ以外で4日券を購入することはできません。

      ログインできない状況について詳しくは分かりかねるのですが、
      ①一度アプリをアンインストールして再度アプリをインストールしてログインを試みる
      ②違うメールアドレスを使用して再度登録する

      それでも難しい場合は、
      ・アプリをアンインストール後に”Continue as a guset”を選択しゲストとして使用する。(その場合は3日券までしか購入できないので、残りの一日分は券売機またはアプリで追加で購入する必要があります)
      ・同行者にご自分の分のチケットを購入してもらう(その場合は乗り物を乗る際は一緒に行動する必要があります)

      以上の方法があると思います。
      ご参考になれば嬉しいです。

  4. 祐子 より:

    朝に焦って、どこにコメントしたかわからなくなってら同じのを書き込み失礼いたしました。
    ご丁寧な対応にに感謝です

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