Moi, ヨメです!
最近ヘルシンキの街中を歩いていると日本からの観光客の方をよく見かけます。
Tervetuloa Suomeen! フィンランドへようこそ!
旅行の際にトラムや電車などの交通機関を使用する方は多いのではないでしょうか?
ただ日本と比べだいぶシステムが異なります。
それは、できるだけ人員を最小限にして、かつ利便性を高めようとしているから。
フィンランドに到着したのはいいものの、日本と違って
「あれ、これどうするんだろ」「こんなこともおきるのか」と思ったの私だけではないはず。
でも聞きたいことがあっても近くに誰もいない…という事態になりやすいのもフィンランド。
フィンランド旅行を楽しむために、ぜひ知っておいてほしい
①ヘルシンキの公共交通機関の使い方
②各交通機関のあるある をシリーズでお伝えします!
ヘルシンキ市内の公共交通機関はヘルシンキ地域交通”HSL”が運行
ヘルシンキ内は「ヘルシンキ地域交通」=HSLが運営しています。
ヘルシンキのバス、トラム、ライトレール、地下鉄、通勤列車、フェリー(スオメリンナ往復等)を運行しているのはこの会社です。
ヘルシンキからマリメッコ本社に行く際は主に地下鉄、ヘルシンキ市内を回る際はトラムやバスを使用するので、ヘルシンキではこのマークをどこかで見るはずです。
HSLの範囲はどこまで?
HSL交通局の運行エリアは4つに分かれています。ヘルシンキの中心地から同心円状にA,B,C,Dというように広がっています。
例として
Aゾーン:ヘルシンキ中央駅(Helsingin Päärautatieasema), ヘルシンキ大聖堂、イッタラ&アラビアデザインセンター
Bゾーン:マリメッコ本社
Cゾーン:バンター空港 等があります。
※タンペレやトゥルクはヘルシンキにありません。つまりHSL範囲外になります。
そちらへ列車で行く場合はVRでチケットを買います。
出発地と到着地がどのゾーンに入っているか確認
HSLアプリ、またはここから、出発地→到着地まで調べると、どのチケットが必要かわかります。
出発地から到着地に行くまでに通るゾーンを確認し、そのゾーンのチケットを買います。
例えば、
ヘルシンキ中央駅からマリメッコ本社→ABチケット
ヘルシンキ中央駅からバンター空港→ABCチケット となります。
一つのゾーンの中で移動する際には、そのゾーンが含まれているチケットを買う必要があります。
Aゾーン内の移動→ABチケット
Bゾーン内の移動→ABチケットまたはBCチケットいずれか
Cゾーン内の移動→BCチケットまたはCDチケットいずれか となります。
※Dゾーン以外
有効時間内ならゾーン内の公共交通機関は乗り放題
どのチケットでも有効時間内であれば、そのゾーンのバス、トラム、ライトレール、地下鉄、通勤列車、フェリー(スオメンリンナ往復)を何回でも乗り降りできます。
有効時間内にその乗り物に乗ってしまえば、乗車している間に有効時間が終了してもその乗り物を降りるまで有効になります。
また7歳以下はチケットはいりません。無料です!
チケットの種類
【重要】チケットの購入方法
上記の公共交通機関を使用する場合、乗り込む前に支払いを済ませなければいけない=チケットを持っていないといけません。
しかしHSLの公共交通機関では、運転手から現金やクレジットカードで直接チケットを買うことはできません。
また、HSLの公式ホームページではルートや料金を確認することができますが、こちらもチケットを購入することはできません。
ならどこで買えんねん!
っとツッコミたくなりますが、
購入方法として最も便利なのはHSLアプリを利用することです。
アプリを使用しないで購入したい方は別記事へ→こちら
最も便利なチケット購入方法 HSLアプリをダウンロードしよう
HSLアプリ
https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/hsl-app
上記でダウンロードできない場合はこちらからも試してみてください。
Apple Storeから
https://apps.apple.com/jp/app/hsl/id1340229182
Google Playから
https://play.google.com/store/apps/details?id=fi.hsl.app&hl=ja&gl=US
ダウンロードする際にデータ量がかかるので、日本にいる間にダウンロードをおすすめします。
またヨメはフィンランドに来た際に自分が持っていたクレジットカードがHSLアプリで使えず、ダンナのクレジットカードを使用して切符を購入していました。(なぜか楽天カードが使えませんでした)
可能ならば、事前に日本でクレジットカードを登録しておくといいかもしれません。
※HSLアプリではVISA、MasterCard、American Express が使用できます。フィンランド国内ではJCBはほとんど使えないのでご注意ください。
※アカウント登録をする際、フィンランド国内のIPアドレスでないとエラーになってしまうという情報も見かけました。もし登録できない場合はフィンランド現地で再度トライしてみてください。
アプリでチケット購入
初めてアプリを開く際、データ保護や通知などに関するいくつかの質問に同意する必要があります。
遅くとも最初のチケットを購入する際には、アプリに名前や携帯電話、メールアドレスなどの連絡先を入力します。
ホーム画面から下の”TICKETS”を押します。
購入したいチケットの種類を選びます。
各タブを開き、ゾーン、大人/子供、有効時間をいつから始めるか、支払い方法を選びます。
選択後”Go To payment”へ進みます。
このようにバーコートとゾーンが示された画面が出てくれば購入成功です!
※写真は定期券(season ticket)の例ですが、
シングルチケットやデイチケットの表記が違うだけであとは同様です。
友人や家族の分のシングルチケットやデイチケットを代表者のスマホ(アプリ)で買いたい場合
その際は、人数分のチケットを代表者が購入すればOKです。
つまり1台のスマホでチケットを2回購入すれば,代表者1人と同伴者1人分のチケットとして活用できます。
注意点:
購入したチケットを他のスマホに送ることはできません。
グループだと分かるように、一緒に行動している必要があります。
支払はクレジットカードがメイン
HSLアプリでも、券売機でも基本的にデビットカード、クレジットカード支払いが便利です。
(券売機で買う場合はチップ付属のカードで支払いができます)
券売機によってはコインや紙幣でも払えるようですが、数が限られます。
基本的にフィンランドはカード社会なのでクレジットカードを忘れずに。
フィンランドに一年住んで現金を使ったのは、友達と割り勘したときだけです。
現金は最低限あれば大丈夫です!
乗車方法:アプリで購入したチケットの場合
トラム、ライトレール、地下鉄、通勤列車、フェリーの場合:
購入したチケットを携帯し、乗り物に乗ってください。改札はありません。
乗り物に乗っていると、たまにチケット確認係の人が来てチケットを持っているか尋ねてくるので、その際にチケットを見せればOKです。
有効なチケットを持たずに乗っていた場合、罰金を取られることがあります。(100€)
※スマホの充電が切れてチケットを表示できないことにならないよう注意です!
青色のバス(通常路線バス)の場合:
バス停にバスが近づいてきたら手を挙げてください。バスが停車します。
一番前の扉から乗り込み、運転手にチケット画面を見せます。
※オレンジ色のバス(幹線バス)はチケットを運転手に見せる必要はなく、どの扉から入ってもOKです。
地下鉄のプラットホーム前や、バス、トラム、通勤列車には、以下のようなカードリーダーがあります。
これはHSLカードやアプリ以外で購入したチケットを処理するものなので、アプリでチケットを購入した場合は無視してよいです。
アプリでチケットを買えない場合
いろいろやってみたけど、なんだかアプリでうまくチケットが買えないの!
という方もいらっしゃいますよね。私もそうでした。安心してください!
次の記事で説明しますので次の記事へどうぞ~→こちら
コメント