「もうすぐフィンランド旅行!マリメッコにムーミンにサウナに…」とワクワクしているあなた、
このページだけは読んでいってほしい。
ヨーロッパの中でも治安が良い国、安全な国として認識されているフィンランド。
ただ、そんな「安全な国」だからこそ、ちょっとした油断が思わぬトラブルに繋がることもあるのです。
「フィンランドを心から楽しむために、知っていて良かった」
と思える情報を、ここにまとめます。
在フィンランド日本大使館の情報も参考にしています
この記事では、在フィンランド日本国大使館から発信されている安全情報も参考にしています。
渡航前に確認しておくことをおすすめします。
【旅行客、狙われています】スリや置き引きに注意!
聞こえますか… あなたの心に…直接…語りかけています … …
フィンランドの人口10万人当たりの刑法犯認知件数は…日本(約70万件(2023年度))の約16倍…ということを…

ヘルシンキ市街でスリや置き引きの被害報告が増加しています。
特に観光客でにぎわう観光シーズン(3月や5~9月)の日中10~15時の間に多く発生しており、以下の例が実際に報告されています。

・犯人は複数で行動し、アジア系外国人を狙って犯行に及んでいる。
・3名がグールプを形成し、そのうち2名がターゲットに近づいて気をそらしている隙に、他の1名が鞄から貴重品を盗む
・信号待ち、店先などで足を止めている際に、背後から近づいてリュックのファスナーを開けて中身を抜き取る。
・単独で後ろから近づいて抜き去る
・カフェやレストランのテーブルの上に置かれたスマートフォンや財布に、布状の物をかぶせ、目視できないようにして盗む
スリ集団はもはやスリのプロです。私たちでさえ「あの方観光客だなあ」と分かってしまうので、スリのプロには格好の標的になってしまいます。
ストックマン前の通りでもスリが起きています。こちらのページでその動画が見れます。
犯人はイラストのようにいかにも悪そうな顔はしていません。他の観光客や現地人に紛れ込んでいます。
ヘルシンキで特にスリに狙われやすい地域はこちら。
被害を防ぐためにできること
・リュックサックの外側のポケットなどに貴重品を入れないようにし、簡単に目に見えない安全な場所に収納する。
・ショルダーバックを斜め掛けし、貴重品は鞄の奥にしまう。
・移動時はリュックサックやショルダーバッグに注意を払う。
・旅行券、カード類などの貴重品は1つのポーチ等に入れて持ち歩きかず、分散収納する。
・スマートフォンを洋服のポケットに入れておかない。
・会計時や食事の際に、スマートフォンや財布をカウンターやテーブルの上に置かない。
・人混みの中ではバッグは体の前で持ち、ベンチやカフェで荷物を床に置きっぱなしにしない。
パスポートを盗まれた場合は、大使館での手続きが必要です。
またパスポート再発行時に戸籍謄本が必要なので、心配な方は日本から1通持ってくることを計画してください。

スペイン旅行に行った際に、日本人観光客の方が他の方の写真を撮るために、無意識におしりのポケットにスマートフォンを入れていました。すられるのではないかとこちらがヒヤヒヤしました。

因みにヨメはお隣の国スウェーデンのガムラスタンで、スマートフォンをすられました。お土産屋さんを見ていたら、いつの間にかコートのポケットに入れていたスマートフォンがなくなっていました。
クリスマスで警察も閉まっていて、なくなくさよならしました…
皆さんが私と同じ体験をしないようにように、この記事を書いています。
この記事で一件でもスリの被害が減り、楽しい旅行になれば嬉しいです!
ヘルシンキの治安が悪い場所
在フィンランド日本国大使館は、夜間の
ヘルシンキ中央駅(Helsinkinpäärautatieasema)
カイサニエミ公園 (Kaisaniemen puisto)
ソルナイネン駅 (Sörnäinen metroasema)付近は、治安が悪いので注意してくださいと呼びかけています。
またソルナイネン(Sörnäinen)やイタケスクス(Itäkeskus)周辺は、夜になると雰囲気が一変し、現地の人でも慎重に行動するエリアです。
特に遅い時間の一人歩きや、人通りの少ない場所は避けるようにしましょう。
水辺のレジャーは事故に注意!

フィンランドには無数の湖があり、夏はカヌーやサップ、泳ぐ人も多いです。毎年、水難事故により100人ほどの死亡者が発生しています。
実際に
・ボートから転落し溺れる。
死亡者はいずれも救命胴衣を着用しておらず、過去には日本人旅行者が湖で死亡する事故も発生しています。
・飲酒による影響で足元が滑り転倒し、手足を骨折したり頭を強打する
・昨年7月には、ヴァンター市の湖(クーシヤルヴィ)において保護者が目を離した隙に、2人の子供が水深の深いエリアに移動し、7歳児が死亡、4歳児が重体となる事件が発生
・2025年6月にも10代の子供2人がゴムボートに乗っていたところ、港に停泊していたヨットに衝突し、その衝撃で海に転落、意識不明の重体になる事故も発生
・ボートに乗る際には、救命胴衣を着用する。
・遊泳の際には急な水深、水温の変化に注意。
・自己の水泳スキルや体調を過信せず、無理のない範囲で楽しむ。
・飲酒を伴う場合には、リスクを理解した上、不慮の事故に十分注意する
・お子様と水場に訪れる際には、お子様から目を離さないように注意する。
以上を心がけましょう。
サウナでは“無理しない”が鉄則!

フィンランドといえばサウナ。地元の人たちは長時間じっくり入りますが、慣れていない旅行者はのぼせたり脱水になったりすることも。
サウナによっては高温で、耳などをやけどすることもあります。
体調に合わせて短めに入り、入ったあとは水分補給を忘れずに。
またフィンランドではサウナ後に冬に凍った湖に入ることもありますが、サウナから出たあと湖や海へ飛び込んだ際に心肺に異常をきたし溺れることもあるので、持病がある方は特に注意です。
冬はとにかく滑る!そして暗い。転倒事故に要注意
冬のフィンランドは幻想的な雪景色。でも、その裏側には「凍結した路面で滑って転ぶ」というリスクがあります。


氷に慣れていない旅行者は特に危険。
現地の人はスパイク付きの靴や、滑り止めバンドを靴に装着しています。
また国が冬に反射板をつけるように推奨しています。
反射板をコートにつけたり、中にはフードにつけたりして、外が暗くても車から見えるようにしています。
こういうムーミンの反射板をつけているフィンランド人を見ると、可愛くて思わず見ちゃいます。
![]() | Glimmis グリミス ムーミン プリント ムーミン 北欧 リフレクター 反射 キーホルダー 再帰性反射素材 ムーミン 新品価格 |

![]() | [Glimmis] キーチェーン グリミス Glimmis ムーミン フローレン レッド RD 北欧 リフレクター 反射 キーホルダー 再帰性反射素材 約8.9cm×4.5cm 新品価格 |

フィンランドのスーパーでも反射板は売られているのでぜひみて見てください♪
白夜で寝不足に?夏は睡眠リズムが崩れやすい
夏のフィンランドは「白夜」と呼ばれる、夜でも明るい日が続きます。
初めて体験する人は、暗くならないことで睡眠のリズムが乱れ、体調を崩すことも。

実は最近引っ越したのですが、どうしてもカーテンから光が漏れてしまって、よく寝れていないヨメです。新しいアイマスクを買おうと思っています。こんな感じのです。
![]() | aimeve アイマスク 睡眠用 安眠 快眠 グッズ 遮光率99.99% (睡眠栄養指導士推薦) 3D 立体 軽量 目隠し (ブラック – アジャスター) 新品価格 |

飛行機内でも使えるので、あると便利です。
ダニに注意!森歩きのあとは必ずチェック
フィンランドの森には「マダニ(キダニ)」が生息しています。見つけにくいほど小さいのですが、咬まれると「ライム病」や「ダニ脳炎(TBE)」などの病気にかかる恐れがあります。夏に森に入るときは長袖長ズボンで肌を守り、帰ったら体をチェックしましょう。
また夏の森、特に湖沿いにはたくさん蚊がいます。フィンランドの虫よけスプレーは日本よりも強力ですので、必要な方は薬局やスーパーで購入してください。

おわりに:安全だからこそ、ちょっとした注意でさらに安心な旅に
フィンランドは確かに安全で美しい国。でも、「大丈夫でしょ」と油断していると、ちょっとした落とし穴にはまることもあります。今回ご紹介したポイントを頭の片隅に置いて、安全で楽しいフィンランドの旅を!

この記事が役に立ったら、シェアやコメントしていただけると嬉しいです。また”Buy Me a coffee”から私たちを応援してくださるととっても励みになります♪ではMoi moi!
参考:在フィンランド日本大使館
安全対策基礎データ
https://www.helsinginuutiset.fi/paikalliset/8451002
コメント、質問はこちら♪